『メモの魔力 The Magic of Memos』 前田裕二さん

『メモの魔力 The Magic of Memos』 前田裕二さん
『メモの魔力 The Magic of Memos』 前田裕二さん
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 □SHOWROOM社長・前田裕二さん

 ■記録・分析・行動 自分の軸を発見

 今、最も注目されている起業家の一人だろう。前田裕二さん(32)はSHOWROOM代表取締役社長として知られるが、最近、著書が相次いでベストセラーとなるなど、出版界でも話題となっている。昨年末に発刊した著書『メモの魔力 The Magic of Memos』(幻冬舎)は発行部数36万部を突破。2019年上半期、ビジネス書のベストセラー1位を記録した。「皆さんのおかげ」と感謝を述べつつも、「目標は100万部。まだこれからです」と先を見据える。

 自他ともに認めるメモ魔だ。東京で生まれ育ち、父は物心がつく前に他界、母は8歳の時に亡くなるなど、苦労も多かった。親戚の家を転々とした後、10歳年上の兄と暮らし始め、自分で生計を立てようと、11歳で路上ライブを開始する。メモの習慣はその頃からだ。

 どうすれば集客できるのか-。メモを分析し、次に生かしてきた癖が、今日の成功に結び付いた。その経験から、自身のメモのノウハウを伝えれば、多くの人の発想力や創造力を引き上げられると考え、筆を執ったという。無料でライブ動画配信や視聴ができる仮想ライブ空間「SHOWROOM」の構想もメモから生まれたもの。早大政治経済学部卒業後に証券会社を経て、6年前に立ち上げたのが同サービスだ。

 メモで大切なのは「単なる記録にとどめず、そこからどうしてこうなったのか、自分なりに分析すること。さらにその分析を活用し、自分がどう行動をすべきかまで落とし込むこと」と説く。

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