EU主要人事、首脳会議異例の3日目に突入

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)の次期主要人事をめぐり、加盟国首脳らは2日、異例となる3日連続の折衝に突入した。ユンケル欧州委員長ら今秋に任期満了を迎える主要ポストの行方は、今後のEUの政策に大きな影響を与える。協議は難航を極めているが、EUはこの日も首脳会議を開き、決着を図りたい考えだ。

 6月30日から1日にかけて徹夜で開かれた首脳会議では、仏独の妥協の結果、欧州議会第2会派の中道左派候補で、オランダ元外相のティメルマンス欧州委員会第1副委員長を欧州委員長に推す案を軸に検討されたが、東欧やイタリアが反対し、まとまらなかった。

 加盟国では引き続きティメルマンス氏を支持する声が出る一方、現地情報によると、2日の会議前調整ではドイツのフォンデアライエン国防相ら女性の名も浮上。ロイター通信は仏独が欧州中央銀行(ECB)総裁に仏出身のラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事を推すことに前向きだと伝えたが、なお流動的だ。

 主要人事ではほかに首脳会議議長役のEU大統領、と外交安全保障上級代表を決める方針。首脳らは選定にあたって地域や党派、性別のバランスを図る考え。

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