「横暴」「悪い前例作った」大崎事件の弁護団、怒りあらわ

 最高裁が大崎事件で原口アヤ子さんの再審開始を認めなかったことを受け、弁護団は26日、「横暴だ」と批判した。

 弁護団によると、現在、高齢の原口さんは声を出すのが難しくなっているといい、本人の負担を考慮して後日に決定を説明するという。長女の京子さん(64)に電話で報告したところ、「裁判所のトップが決めたことなのですか」と呆然(ぼうぜん)とした様子で尋ね、「もうちょっとで楽になれると思っていました。諦めずに闘い続けたいと思います」と声を震わせたという。

 東京・霞が関の司法記者クラブで会見した鴨志田祐美弁護士は「大変悪い前例をつくってしまい、じくじたる思い。差し戻しなどもせず、突然(再審開始決定を)取り消すのは横暴。司法の最高府としての責任を果たしていない」と怒りをあらわにした。

 鹿児島市内では、20年以上、弁護を担ってきた森雅美弁護団長が会見し、「再審開始決定しか考えていなかったので、まさかという思いだ」と吐露した。

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