トヨタ自動車から2人目逮捕 ラグビーW杯へイメージダウン

 ラグビー・トップリーグ(TL)のトヨタ自動車に所属するイエーツ・スティーブン容疑者がコカインを所持したとして、麻薬取締法違反の疑いで愛知県警に逮捕された27日、東京都港区の協会事務局では関係者が慌ただしく情報収集に追われた。同社ラグビー部からは20日に樺島亮太容疑者が同容疑で逮捕され、チームは活動を中止したばかり。9月20日開幕のワールドカップ(W杯)日本大会を前に大きなイメージダウンとなった。

 「同じチームから2人目の逮捕者が出たことは、日本ラグビーの根幹を揺るがす大変な事態。ラグビーファンのみならず、日本中の皆様に不快、不審の念を抱かせ、心より深くお詫び申し上げる」。イエーツ容疑者の逮捕を受け、日本協会は27日、岡村正会長のコメントを発表した。

 トヨタ自動車は日本選手権優勝3度の強豪。チームが拠点を置く愛知県豊田市はW杯開催都市の一つで、豊田スタジアムでは1次リーグの日本-サモア(10月5日)など4試合が行われる。

 昨年9月に同スタジアムで行われたトヨタ自動車-サントリーなどの2試合には、TL史上最多の3万1332人が来場し機運醸成が進んでいただけに、流れに水を差す痛恨の不祥事となった。

 「まずは捜査の状況を見守るしかない」。TLの太田チェアマンは厳しい表情で、名門チームの薬物汚染にうなだれるしかなかった。(奥村信哉)

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