日産株主総会詳報(下)「背信行為」と指摘されたルノー会長「日産の誇りを重んじた」と釈明(1/2ページ) - 産経ニュース

メインコンテンツ

日産株主総会詳報(下)「背信行為」と指摘されたルノー会長「日産の誇りを重んじた」と釈明

 日産自動車の定時株主総会。株主からの質問では、「マザーマーケットである日本をもっと重視してほしい。今の車には食指が動くものはない」と、日本での商品展開に不満の声も上がった。

 これに対して西川氏は、「存在感がいま一つであることは否めない」と認めた。「販売店からも、(モデルチェンジされないまま何年もたっている)『エルグランド』は何とかしないと戦えませんよ、といわれた。今年は商品の谷間だが、今後、大きくイメージを変えていくような商品投入していく」と強調した。

 「(ルノーとの)経営統合はやるべきではないと思う」という声も。西川氏は、「なぜアライアンス(企業連合)が今まで成果をあげて続いていたかというと、お互いに自立性を尊重してきたからだ。こういう関係を続ける中で不安定要因になるのなら(資本関係を)改善すべきだし、そうでないならそのままでもいい。アライアンスを最大限活用する、これを維持可能な状態にするためにそういう姿勢で議論していきたい」と話した。

 昨年6月下旬に開かれた前回の定時総会で質問したという株主は、「前回は、回答に対して話をしようとしたところで、マイクのスイッチが切られ、怒りを感じた。こんな会社はすぐに不祥事を起こすに違いないと思ったら、案の定だった。3年以内に日産は消滅する懸念がある」と強調した。

 この株主は、今年4月に日産の取締役に就任したルノーのジャンドミニク・スナール会長に対し、「日産の業績と従業員の幸せを実現するといったが、(日産とルノーの)経営統合を持ちかけたり、(委員会人事をめぐって)総会で棄権するという意向を示したことはアライアンスのパートナーとして背信行為だ。本当にあなたは、日産の取締役として行動できるのか」とただした。ルノーへの不信感を持つ株主は多いとみられ、会場からは拍手が起きた。