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外交安保取材

「外相専用機」の必要性を痛感 河野外相のモンゴル訪問に同行 

【外交安保取材】「外相専用機」の必要性を痛感 河野外相のモンゴル訪問に同行 
【外交安保取材】「外相専用機」の必要性を痛感 河野外相のモンゴル訪問に同行 
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日本の外相として9年ぶりにモンゴルを訪問した河野太郎外相に同行し、15日から17日までウランバートルに滞在した。北朝鮮と国交を持つモンゴルは拉致問題の解決に極めて協力的であるだけに、ツォグトバータル外相との会談は大幅に予定時間を超過。日程は一層過密になり、一部の行事はキャンセルに追い込まれた。民間機で往来するデメリットが随所に現れ、河野氏が「外相専用機」の導入を求める理由を肌で感じる取材となった。

日程がどんどん窮屈に

16日午前。前夜の大雨が止み、晴れ間が広がったウランバートル市内は、さわやかな陽気に包まれた。8時50分ごろ、モンゴル外務省の車寄せに、警察車両に先導された河野氏の車が到着した。出迎えたツォグトバータル氏と握手して英語であいさつを交わした河野氏は、早速同席者を絞った会談に移った。

拉致を含む北朝鮮問題を協議した少人数会合は、予定した15分間では収まらず、約30分も続いた。

同席者を増やしたその後の拡大会合では、自衛隊によるモンゴル軍の能力構築支援の継続や両国の人的交流の拡大に合意したが、こちらも含め、外相会談は予定時間を大きく超過した。

この結果、10時25分から15分間予定した共同記者発表は、開始時間が10分以上ずれこんだ。

ところが、バトトルガ大統領への表敬の時間が11時に迫る。原稿を読み飛ばして時間の調整を図ったが、それでも終えたのは10時54分。大統領が待つ政府庁舎へと車で急いだ。表敬後はモンゴル日本議員連盟主催の昼食会に出席したが、さらにその後はフレルスフ首相への表敬も控えている。

同行記者団は昼食会の裏で外務省幹部から外相会談のブリーフィングを受け、次の取材先の日本モンゴル教育病院に先回りした。

最先端の医療設備を備えたモンゴル初の医科大学付属病院である教育病院は、日本政府の無償資金協力で建てられた。モンゴルの医師はこれまで大卒後、すぐに医療現場で働いていたが、今後は教育病院で十分な臨床経験を積むことが可能になるという。

河野氏は院内の一室でフレルスフ首相と約25分間意見を交わし、開院式典に出席。「病院はモンゴルの医学の歴史に新しいページを開くものになると期待している」とあいさつした。

その後は車で30~40分走り、草原と山に囲まれた郊外のテーマパーク「チンギス・ハーン村」に移動した。現地は急に天気が崩れ暴風雨に見舞われた。

河野氏は遊牧民の移動式住居の「ゲル」の中で、民族音楽や歌、舞踊などで歓迎され、午後6時からはツォグトバータル氏主催の夕食会が始まった。

ここで予定は変わる。