精神的充足求め…?華道を学ぶ中国人急増

 中国への留学経験があり、未生流笹岡で国際部長を務める川口さんは「多くは免状の取得を意識している。日本への滞在時間は限られており、1日3~5時間ほど集中して指導する」と話す。

 同流派によると統計はないものの、中国人の生徒は数年前から急増。そこで個人や団体を問わず、幅広く中国人生徒を受け入れるようになったという。

 日本で稽古を受けた後、母国で教室を開く人も少なくない。中国でも各流派が華道の教室を開催しており、教室を開くことができる師範代の取得も可能だが、本場・日本で学びたいという声は多い。

 国内の華道人口は少子化や多文化の影響もあり年々減少する中、外国人は華道人口を支える存在として期待されている。生け花の発祥、華道家元池坊も、近年は中国からの生徒が増加。北京、上海、香港の3カ所に支部を構えており、現地の支部で直接学んだ人たちが指導者になるために来日するケースが多いという。

 担当者は「来年は東京五輪もあり、今まで以上に日本文化に興味を持つ外国人が増える」と指摘。「世界的に生け花人口を増やすチャンスとみている」と話した。

(南里咲)

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