東京ガス、CO2排出量が実質ゼロのLNG取引 日本初

 東京ガスは18日、石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルのグループ会社から、二酸化炭素(CO2)の排出量が実質ゼロとなる液化天然ガス(LNG)の取引を実施すると発表した。日本初の取引で、7月に7万トンのLNGを購入する。排出されるCO2を温室効果ガス削減などの取り組みと相殺する「カーボン・オフセット」の仕組みを活用したという。

 購入契約を結んだのは、シンガポールのシェル・イースタン・トレーディング社。森林保全活動など世界各地の温室効果ガス削減の取り組みをシェル側が「排出枠」として購入。天然ガスの採掘や輸送、燃焼までの過程で7万トンのLNGが排出する約26万トンのCO2と相殺することで、排出量を実質ゼロとみなせる。

 機関投資家の中では、環境保全などの取り組みに積極的な企業に対する「ESG投資」の動きが高まっており、投資家へのアピールも念頭に、CO2を排出しないエネルギーへの引き合いも強まっている。

 東ガスは追加購入については未定としているが、環境保全に積極的な企業などに売り込みたい考えで「低炭素社会の実現に寄与したい」と説明している。

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