交通事故偽装し5200万円詐取 犯行裏付け捜査終結 奈良県警

 交通事故を偽装し保険金をだまし取ったとして、京都府木津川市の夫婦らが逮捕された事件で、奈良県警は17日までに、詐欺の疑いで同市梅美台、造園作業員、石崎幸司被告(40)と妻(40)=ともに詐欺罪で公判中=ら男女4人を逮捕、送検し、計5件(総額約5200万円)の被害を裏付けて捜査を終えた。石崎被告は「計画はしていない」と容疑を一部否認し、残る3人は容疑を認めているという。

 逮捕、送検容疑は平成26年11月~30年9月、共謀して奈良、京都、三重、滋賀の4府県で交通事故を偽装。損害保険会社など10社に自動車保険の支払いを請求し、計約5200万円をだまし取ったとしている。

 県警交通指導課によると、石崎被告は調べに対し「借金返済に充てた」などと供述しているという。

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