第101回全国高校野球選手権大会東・西東京大会の組み合わせ抽選会が15日、東京都渋谷区の青山学院高等部PS講堂で行われた。今大会は東東京が140校129チーム、西東京が131校130チームが出場し、7月6日から甲子園への切符をかけた熱戦を繰り広げる。会場と試合開始時間は6月18日に発表される。
抽選会は午後2時半過ぎに東東京からスタート。各校の代表は緊張した面持ちで抽選箱に手を伸ばした。
東東京は大会3連覇を目指す二松学舎大付を筆頭に、機動力と守備に定評がある関東第一、高い打力が持ち味の帝京、都立ながら今春の都大会でベスト4の小山台などが後に続く。
二松学舎大付の倉内大樹外野手(3年)は「3連覇を意識せずに、目の前の一試合一試合を、監督の教え通り落ち着いて戦っていきたい」と話した。
西東京は、投打にバランスの取れた東海大菅生、最速152キロのエース井上を擁する日大三、打力が自慢の早実、巧みな技術力の国士舘など、有力校の実力が伯仲し混戦が予想される。
東海大菅生の石田隆成主将(3年)は「弱点を克服するため練習を重ねチームの調子は上がってきている。日本一を目標に優勝を目指す」と話した。
開会式は両大会合同で7月6日午後2時半から神宮球場(新宿区)で行われ、選手宣誓は今春の都大会で優勝した東海大菅生の石田主将が務める。石田主将は「緊張するが、めったにできないことなので堂々とやりたい」と意気込んだ。
開幕試合は西東京の松原と千歳丘が対戦。順調に進めば、27日に東東京、28日に西東京の決勝戦がそれぞれ同球場で行われる。