リオ女王登坂、望みつなぐ レスリング女子50キロ級

【2019明治杯全日本選抜レスリング選手権大会】女子50kg級準決勝で、加賀田葵夏(青)を攻める登坂絵莉(赤)=15日、東京都世田谷区の駒沢体育館(桐山弘太撮影)
【2019明治杯全日本選抜レスリング選手権大会】女子50kg級準決勝で、加賀田葵夏(青)を攻める登坂絵莉(赤)=15日、東京都世田谷区の駒沢体育館(桐山弘太撮影)

 レスリングの世界選手権(9月・カザフスタン)代表選考会を兼ねた全日本選抜選手権で15日、女子50キロ級の登坂絵莉(東新住建)が16日の決勝に駒を進めた。地元・富山から駆けつけた約50人の応援を力に、世界選手権の切符を争うプレーオフに望みをつないだ。

 金メダルに輝いたリオデジャネイロ五輪後はけがに苦しみ、全日本、全日本選抜ともに優勝から遠のいた。今大会で優勝を逃すと、連覇がかかる東京五輪出場も厳しくなる。

 決勝の相手は、初戦の2回戦で全日本女王の入江ゆき(自衛隊)を下して勝ち上がってきた須崎優衣(早大)。19歳ながら世界選手権2連覇中の実力者とは初対戦だが「どんなに泥臭くても、1点差でも勝ちにこだわりたい」と強い決意を口にした。

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