9日のエルサルバドル戦へ向け、森保監督は記者会見で「3バックでスタートしたい」と宣言した。0-0に終わった5日のトリニダード・トバゴ戦で初めて試した布陣の成熟を図る。先発を大幅に入れ替え「いつでも使えるように覚えてほしい」と多くの選手に理解を促す思惑もある。
5日は攻撃の課題が浮き彫りになった。サイドを崩して好機を作る左右のMFが敵陣深く進入する場面は少なかった。攻撃に厚みを欠きシュート25本で無得点。運動量豊富で攻撃的な原口(ハノーバー)が新しい役割を担う起用も予想される。
引いて守る相手からゴールする感覚をエルサルバドル戦でつかみたいところ。「シュートとラストパスの精度を高めて絶対に勝つ」と南野(ザルツブルク)。9月にも始まる2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア予選へ自信をつかむ。(五十嵐一)