男子バレー、日本はリオ五輪王者のブラジルに完敗

 バレーボールのネーションズリーグ男子東京大会第2日は8日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで1次リーグが行われ、世界ランキング11位の日本は同1位のブラジルに0-3で敗れ2勝3敗となった。ブラジルは5戦全勝。

 日本は鋭く、巧妙にコースを突いてくる相手のサーブに対応できなかった。サーブレシーブが乱れて主導権を握れず、2016年リオデジャネイロ五輪王者に完敗した。中垣内監督は「レシーブが崩れたところで得点にしきれなかったのが敗因」と振り返った。

 第2セットは象徴的だった。強烈なサーブに振り回されて7-7から3連続失点。さらに9-11からもサービスエースを含む連続失点で、流れを完全に手放した。

 相手ブロックによる失点も目立った。守備の乱れとともに単調な攻撃が多くなり、試合を通じて12点を失った。主将の柳田は「できるだけリバウンド(相手ブロックに球を当てて、自分たちのボールにすること)をもらったりして次の機会をうかがうのがクール(賢い)だと思う。どうしたらチャンスにできるのか、反省を生かしたい」と前を向いた。(川峯千尋)

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