お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也さん(42)が、4日付で所属の吉本興業から契約を解消されていたことが6日、分かった。振り込め詐欺などを行う反社会的勢力のグループの会合に、吉本興業の所属タレントを仲介したためで、事実上の解雇処分とみられる。
契約解消は入江さんが「吉本興業および所属芸人のブランドを著しく傷つけたため」と同社は説明。「反社会的組織との交流は許さない」との姿勢から、処分に至った。
同社によると、入江さんはこのグループに知人がおり、聞き取り調査に対し、会合に出席するタレントを仲介したことを認めたという。仲介は吉本興業を通さない形で行われており、同社の規定に反していた。
入江さんは、相手のグループが反社会的勢力とは知らなかったと弁明したという。また、出席したタレントも、相手の素性などは知らなかったとしている。
吉本興業では平成23年、所属していたタレントの島田紳助さんが、暴力団関係者との交際を認め、司会者などとして活躍していた芸能界からの引退を発表した。