虚偽判決文作成で在宅起訴の弁護士、初公判で事実認める 大阪地裁

 依頼された離婚訴訟を提訴せずに判決文を偽造したとして、大阪地検が有印公文書偽造・同行使罪で、大阪弁護士会所属の弁護士、鈴木健介被告(41)=神戸市東灘区=を在宅起訴していたことが5日、分かった。同日、大阪地裁(長瀬敬昭裁判長)で開かれた初公判で、鈴木被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、平成25年6月~28年1月、依頼者から委託された離婚訴訟をめぐり、大阪家裁岸和田支部や大阪高裁が言い渡したとする虚偽の判決文を5回にわたってパソコンを使って作成。ファクスなどの方法で男性に渡したとしている。

 検察側は冒頭陳述で、鈴木被告が依頼者の離婚問題を担当した際に婚姻費用分担の調停が不利な結果に終わったことで自信を喪失し、訴状を裁判所に提出しなかったと指摘した。

 鈴木被告は今年1月、大阪府警に同容疑で書類送検され、大阪地検が3月27日に在宅起訴していた。

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