歯と口の健康週間(4~10日)にちなみ、姫路市の姫路セントラルパークで、カバの歯磨き体験イベントが始まった。入園者らは巨大な口を開けて待つカバと対面し、大きなブラシを恐る恐る動かしていた。
パークで飼育するカバは、ウガンダ(オス、39歳)とムック(メス、38歳)のペア。歯磨き体験は、荷台がおりで囲まれたトラックで園内を巡る「サファリ・ザ・ライド」の期間限定プログラムとして企画された。
参加者はライオンやキリンを車上で見学した後、車を降りて体長約3メートルのカバに接近。40本ほどある歯のうち、長く伸びた犬歯など前歯を中心に巨大なブラシで磨いていった。
福岡県春日市から訪れた動物看護師、浜野未紀さん(22)は「口の大きさは想像以上で迫力たっぷり。こんな間近で触れ合えるとは思わなかった」と興奮気味に話した。
体験会は10日までの1日3回。入園料のほか、サファリ・ザ・ライドの料金2500円が必要。各回先着20人。問い合わせは同パーク(079・264・1611)。