マンスリー将棋

西山朋佳女王が初防衛

西山朋香女王
西山朋香女王

 第12期マイナビ女子オープン五番勝負(マイナビ主催)は5月22日、西山朋佳(ともか)女王(23)が里見香奈女流四冠(27)=女流王座・女流名人・女流王将・倉敷藤花=の挑戦を退け、シリーズ成績3勝1敗で初防衛を果たした。

 終局後のインタビューで、西山女王は「調子の悪い時期が続いていて、開幕前は防衛は厳しいかもしれないと思っていた。唯一の取りえである粘り腰を発揮して頑張れたのが勝因の一つかなと思っています」と振り返った。

 西山女王はプロ棋士養成機関「奨励会」の三段リーグに在籍。女性で初のプロ棋士(四段)を目指している。

 挑戦者の里見女流四冠については「大勝負に慣れているなということは対局して感じました」。しかし、「里見さんにとって今期の五番勝負は女流全冠制覇に向けての戦いという面もありましたが、全冠制覇というのは何とか阻止したかったので、その点は非常にうれしいです」と笑顔を見せた。

 西山女王の姉は囲碁棋士の西山静佳初段(26)。姉より先にタイトル保持者となったが、「家ではよく話をしていて、姉に『早くして』とハッパを掛けているんですが。なかなか」と話した。その姉は、第3局で負けたときに励ましてくれたという。

 西山女王にとって、今回の初防衛の意義は大きい。「里見さん相手に防衛できたことは今後の大きな自信になると思います。その自信を糧に、今後も成長していきたい」と抱負を語った。(田中夕介)

会員限定記事会員サービス詳細