海底探査の国際競技大会 日本チーム準優勝 - 産経ニュース

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海底探査の国際競技大会 日本チーム準優勝

チーム・クロシオの自律型海中ロボット「AUV-NEXT」(同チーム提供)
チーム・クロシオの自律型海中ロボット「AUV-NEXT」(同チーム提供)

 深さ4千メートルの深海をロボットを使って無人で探査する技術を競う国際大会で、日本チームが準優勝し、賞金100万ドル(約1億900万円)を獲得した。主催する米財団がモナコで現地時間5月31日に発表した。優勝は米国チームだった。

 大会は、人が海に立ち入ることなく、ロボットが自律的に探査し、短時間で海底の地形図を作製するのを競うもので、欧米など世界から32チームが参加。海洋研究開発機構を中心に大学や企業など8機関からメンバーが集まった日本の「チーム・クロシオ」は、アジア勢で唯一、決勝に臨む8チームに残っていた。

 決勝は250平方キロ以上の海底地形図を24時間以内に作製することと、海底に置かれた目標物の写真撮影が課題で、昨年11~12月にギリシャ南部カラマタ沖で行われた。

 チームはツイッターで「優勝には一歩届きませんでしたが、欧米の強豪チームがひしめく中において準優勝を勝ち得たことを嬉しく思います」とコメントした。

 大会は月面探査レースを開催したことでも知られる米国の非営利組織「Xプライズ財団」が主催し、賞金総額は700万ドル。資源探査や地殻変動の研究などのため、詳細な海底地形図を求める声が高まる中、競技を通じて技術革新を促進する狙いで開催された。

 チーム・クロシオには海洋機構のほか、東京大生産技術研究所、九州工業大、海上・港湾・航空技術研究所、三井E&S造船、日本海洋事業、KDDI総合研究所、ヤマハ発動機が参加した。

 優勝した米国チームは、日本財団が国際機関と連携して支援する、海底地図作製の専門家を養成する研修プログラムの卒業生を中心に結成されたもので、メンバーは米国、ロシア、日本などから集まった。