成田、顔パスで搭乗手続き 顔認証技術活用、来春に本格導入

 成田空港では、まず全日本空輸と日本航空で導入し、順次利用できる航空会社を拡大する方針だ。ただ、保安検査後の出国審査で、昨年10月からパナソニックの別の顔認証システムが導入されており、改めてパスポートを取り出して専用端末に読み込ませる必要がある。出国審査は入国管理局の管轄のため、現状ではシステムの統一運用は難しいが、「将来的には顔認証が1回で済むよう関係機関と協議していく」(浜田氏)としている。

 一方、NECは、顔認証システムを空港内だけでなく、空港に連絡する交通機関や免税店などでも利用できるよう想定。紙による申し込みや旅券の確認といった煩雑な手続きをなくし、短時間でスムーズにサービスが受けられることを目指す。和歌山県の南紀白浜空港では地域のホテルや商業施設などが参加した実証実験も行われており、NECの石黒憲彦副社長は「ホテルのチェックインやコンビニの決済、テーマパークの入退場にも対象を広げたい」と強調している。