旭化成3年で8000億円投資 新中期計画

旭化成の小堀秀毅社長
旭化成の小堀秀毅社長

 旭化成は29日、令和3(2021)年度を最終年度とする3カ年の新中期経営計画を発表した。M&A(企業の合併・買収)を含む投資額は、前中計の3年間に比べ19・4%増の8千億円を計画。自動車の電動化に対応してリチウムイオン二次電池材料のセパレーター(絶縁材)を増産するほか、医薬品や医療機器などのヘルスケア事業で海外展開を加速する。

 最終年度の連結業績のうち、本業のもうけを示す営業利益は平成30年度比で14・5%増の2400億円を計画。売上高は同10・6%増の2兆4千億円、最終利益は同22・0%増の1800億円を目指す。

 同社は前中計で将来の飛躍に向けた基盤作りを進めてきた。一方、石油化学製品の市況好調も追い風となり、30年度は売上高と営業利益、経常利益が過去最高を更新するなど、足下の業績は好調だ。同社は令和7(2025)年度に売上高3兆円、営業利益2800億円を目指す長期ビジョンを掲げていたが、新中計の策定に合わせて後者を3千億円以上へ引き上げた。