女性や「在宅避難」の視点盛り込み 東京・品川区が防災ハンドブックリニューアル

しながわ防災ハンドブック
しながわ防災ハンドブック

 東京都品川区は、区民の防災意識を高めるため、区オリジナルの「しながわ防災ハンドブック」と「品川区防災地図」を作成、6月中旬までに区内全戸約22万3千戸に配布する。区オリジナルのハンドブックは平成20年と25年にも配布しているが、28年の熊本地震や30年の西日本集中豪雨など、近年の災害で課題となった女性や要配慮者への対応、「在宅避難」に必要な情報などを新たに盛り込んだ。

 ハンドブックは、冊子型のA5サイズ。「発災時に命を守る」「避難生活を生き延びる」をテーマに、災害時に必要な情報をまとめている。避難したときに女性が着替えたり幼児に授乳したりするスペースの確保を促すなどしているほか、災害時に避難所などに行かなかった場合の「在宅避難」についても、簡易トイレなど必要な準備などがまとめられている。

 また、区内の「しながわ防災体験館」「しながわ防災学校」の情報など、区独自の防災への取組みについても紹介。災害発生時の集合場所や避難場所について、あらかじめ家族で話し合いながらハンドブックに記入しておくことができるワーク方式も取り入れられている。

 また、避難所や避難場所の情報を盛り込んだ防災地図もあわせて配布。洪水時に浸水などが予想される「多摩川の洪水浸水想定区域」「高潮浸水想定区域図」が掲載されているため、地域ごとの最新の危険度も知ることができ、ハザードマップとしても活用可能できる。折りたたむと、A5サイズの防災ハンドブックとセットで持ち運びしやすい。

 区の担当者は「いざというときのため普段からどのように備えておけばいいか、ご家庭で防災対策を進めてほしい」としている。

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