菅長官、内閣不信任案提出は「衆院解散の大義」

会見に臨む菅義偉官房長官=17日、首相官邸(春名中撮影)
会見に臨む菅義偉官房長官=17日、首相官邸(春名中撮影)

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は17日の記者会見で、野党が内閣不信任決議案を提出した場合、政権が国民に信を問うために衆院解散・総選挙に踏み切る大義になるか問われ「それは当然なる」との認識を示した。

 通常国会の会期末が6月26日に迫り、夏の参院選に合わせた衆参同日選の観測が浮上する中、内閣不信任決議案が衆院解散の呼び水になる可能性が指摘されている。菅氏の発言はそれに含みを持たせたといえる。

 衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」代表の野田佳彦前首相は16日、衆参同日選を見据え、野党が協力態勢を整えた上で内閣不信任決議案を提出すべきだとの考えを示している。

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