片山さつき地方創生担当相が11日、県内を視察し、県庁では福田富一知事と意見交換を行った。その後の報道陣の取材に片山氏は「若者が東京に出て戻ってこないのは、全国共通の問題。国の企業版ふるさと納税制度を深掘りするなど(地方を)助けてほしい、との要望を受け止めた」と話した。
片山氏は、宇都宮市の佐藤栄一市長とも対談。整備中の次世代型路面電車(LRT)をめぐり、最先端技術の導入や規制緩和を柱とする国の「スーパーシティ」構想にふれながら「自動運転の車とLRTを連携させればいい。東京一極集中をせき止める効果を期待している」と述べた。
片山氏は那須塩原市や佐野市も訪れ、内陸型海上コンテナ基地「佐野インランドポート」などを視察した。