中心市街地にLRT導入へ 和歌山市そろり始動(1/2ページ) - 産経ニュース

メインコンテンツ

中心市街地にLRT導入へ 和歌山市そろり始動

中心市街地にLRT導入へ 和歌山市そろり始動
中心市街地にLRT導入へ 和歌山市そろり始動
その他の写真を見る (1/2枚)

 中心市街地の空洞化に悩む和歌山市が、次世代型路面電車(LRT)の導入へ向けて始動している。市内では過去に路面電車の市電を導入していたが、車社会の到来などで廃止され、それが市中心部の衰退を招いたとする批判もある。尾花正啓市長はLRTを地域活性化のオプションとして積極的な考えだが、導入には課題も山積している。

 ■市長は前向き

 「(LRTには)生活と観光の要素がある。採算がとれる可能性もあり、継続して検討していきたい」

 尾花市長は4月の定例会見で、改めてLRT導入に意欲をみせた。初めてLRTに言及したのは平成27年。以来、市はプロジェクトチーム(PT)を結成し、宇都宮市や新潟市など先進地への視察や研究報告などを続けてきた。

 今年度は、LRT導入が既存の交通量に及ぼす影響や、導入可能な区間などを探る調査費への助成を国に要望する方針。来年度の実施を目指している。

 ■根強い批判も

 和歌山市では「市電」の愛称で親しまれた南海の軌道路線が明治42年に開業。市駅-海南駅前、市駅-新和歌浦などを結び、市民や観光客の足として親しまれた。乗客数はピーク時の昭和40年には2671万人に達し、45年も2114万人と維持した。