希少がん、情報見極め適切な治療を 萩原健一さん襲ったGIST

 治療は、腫瘍のできた場所や大きさ、腫瘍細胞の性質(細胞が活発に増えているかどうか)などから病期(ステージ)と再発のリスク評価をし、これに基づいて決める。腫瘍は切除が可能ならば手術で切除する。完全に切除できれば半数以上は再発がなく、完治も期待できる。

 切除できない場合や、切除した後に再発のリスクが高いと判断される場合は、がん化した細胞だけをやっつける「分子標的薬」を用いた薬物療法を行う。「GISTのタイプによっては薬物療法があまり効かないものもある。無駄な治療を避けるためにも、薬物療法を始める前にタイプをしっかり見極める必要がある」と内藤医師。

 ◆専門医のもとで

 ただ、患者が少ない希少がんでは、医療従事者でも十分な知識を持っていないケースもある。それだけに、診断と治療は、できれば経験の豊富な施設で、専門医のもとで受けることが勧められる。GISTの専門医らが会員となっているNPO法人「希少腫瘍研究会(平成26年まではGIST研究会)」は、ホームページで会員情報を公開。自分が住んでいる地域の医療機関に専門医がいないか探してみるといい。