デマンドタクシー交通弱者を救済 富士見市、来月から運行

 富士見市は8日、交通が不便な地域の移動手段を確保するため、指定の場所から目的地まで乗車できる「デマンドタクシー」の運行を6月1日から始めると発表した。利用希望者は全市民が対象で事前に登録する必要がある。市がタクシーの利用料金の半額(乗車1回当たり上限500円)を補助する。運行は令和3年度末まで。

 利用できるタクシー会社は東上ハイヤーなど5社で、利用者はタクシー会社に連絡し、乗車後に利用料金の半額を支払う。市は市内を巡る循環バスが運行していない地域に住む高齢者らが病院や買い物などで外出する際の移動手段としてデマンドタクシーのニーズがあるとみている。利用回数は年度内で最大12回で、時間は午前8時半~午後5時半まで。同乗者が事前登録していれば、未登録者も乗車できる。

 市は平成29年度にデマンドタクシーの実証実験を半年間にわたり実施した結果、今回の運行開始を決めた。市交通・管理課は今後、利用状況を検証した上で「循環バスを含めた公共交通のあり方について検討していきたい」としている。

会員限定記事会員サービス詳細