共産党の志位和夫委員長は9日の記者会見で、同日の衆院本会議で天皇陛下のご即位に祝意を示す「賀詞」に賛成したことについて「天皇の制度は憲法上の制度だ。それに基づき、新しい方が天皇に即位するのだから祝意を示すのは当然だ」と強調した。
志位氏は、賀詞に「令和の御代」という言葉が使われていることについて「『御代』は天皇の治世という意味になり、日本国憲法の国民主権の原則になじまない」とも語った。
平成の御代替わりの際の賀詞に反対したことに関しては「当時の綱領が『君主制の廃止』を掲げていたが、平成16年の改定で考え方は変えた」と説明した。