衆院は9日の本会議で、天皇陛下のご即位に祝意を示す「賀詞」を全会一致で議決した。平成の御代替わりの際の賀詞に反対した共産党も、今回は賛成した。
上皇さまの天皇ご即位の際の賀詞は平成2年11月12日に行われた「即位礼正殿の儀」直前の同月6日に議決し、共産党は反対した。
今月1日に天皇陛下が即位された際、共産党の志位和夫委員長は「新天皇の即位に祝意を表します」との談話を発表していた。
賀詞の全文は次の通り。
◇
天皇陛下におかせられましては、この度、風薫るよき日に、ご即位になりましたことは、まことに慶賀に堪えないところであります。
天皇皇后両陛下のいよいよのご清祥と、令和の御代(みよ)の末永き弥栄(いやさか)をお祈り申し上げます。
ここに衆議院は、国民を代表して、謹んで慶祝の意を表します。