タイ・サッカー少年救出跡の洞窟が観光名所に 映画制作も

タイ・サッカー少年救出跡の洞窟が観光名所に 映画制作も
タイ・サッカー少年救出跡の洞窟が観光名所に 映画制作も
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 タイ北部チェンライ郊外で昨年7月、地元サッカーチームの少年と男性コーチの計13人が「奇跡の生還」を果たしたタムルアン洞窟が、観光名所となっている。米映画会社による救出劇の映画化も決まった。

 少年たちはサッカーの練習後に「度胸試し」で洞窟に入ったが、水位が上昇し出られなくなった。10日目の7月2日に英国人潜水士らに発見され、8日から10日までに全員が順次救出され、世界の注目を集めた。

 このほど訪れると、国立公園内の洞窟につながる道路周辺は整地され、屋台が100軒以上並び、観光客でにぎわっていた。1枚100バーツ(約350円)のTシャツを売る女性は「多い日は1日で100枚売れる」と笑顔で話した。

 洞窟入り口脇のほこらには精霊がまつられ、祈る人が絶えない。近くの広場には記念館が建てられ、地域の芸術家らが少年や救出に関わった主要人物を描いた幅13メートルの絵画を展示。救出活動中に死亡したタイ海軍特殊部隊の元隊員、サマーン・クナンさん(享年38)の銅像が正面に建ち、人々が献花していた。

 洞窟は今も立ち入り禁止だが、フジテレビが1月に内部取材したところ、救出活動で使われた多くの機材が残されたままだった。

 救出劇は米「SK GLOBAL ENTERTAINMENT」が映画化の権利を獲得。動画配信サービス「ネットフリックス」で放映される予定。少年らには情報提供料として1人あたり200万~300万バーツ(約700万~1000万円)が支払われるという。(チェンライ 吉村英輝)

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