「令和最初」のJ1 浦和・興梠、最初の得点なるか?

 元号が平成から令和に変わって初のJ1となる第10節が3日、始まる。注目は誰が令和最初の得点を奪うかだ。4日との分散開催となるが、もっとも早い時間に始まるのは浦和-磐田と広島-横浜Mで、3日午後2時キックオフ。なかでも、平成最後の得点を奪った浦和・興梠は令和ファーストゴールも虎視眈々と狙う。

 名将オリベイラ監督の下、手堅さが増している浦和。3試合連続無失点と守備は堅牢(けんろう)さを誇るが、攻撃面では課題が残る。

 興梠は数少ない好機をきっちり得点という形に変えることができるストライカーだ。前節、清水戦では、後半ロスタイムに入って7分後、右クロスを浮き球でゴールに流し込んだ。

 この平成ラストゴールで、J1歴代6位の通算139点目でJ2横浜FCのレジェンド三浦知良に並んだ。

 「名を刻めてうれしいけど、カズさんはまだ現役。いつJ1に昇格してきてもいいように、今のうちに引き離しておきたい」と、令和でも得点量産を狙っている。

 磐田は3連敗でJ2降格圏の17位に沈む。エースの川又が負傷で欠場するが、残留に向けても意地をみせたいところだ。

(3日午後2時、埼玉・埼玉スタジアム)

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