国民民主、未明の両院総会で自由党との合併了承

 国民民主党は26日未明、自由党との合併の可否を諮る両院議員総会を党本部で開き、所属議員の了承を得た。同党の玉木雄一郎、自由党の小沢一郎両代表による合意書への調印を経て、自由党は同日にも総務省に解散を届け出る。不参加を表明した山本太郎共同代表を除く衆参6人が国民民主党に加わる。合併に伴う党名変更は行わず、党代表は引き続き玉木氏が務める。

 総会に先立って開かれた両院議員懇談会は、合併への慎重論などが相次ぎ、25日夜から日付をまたいで6時間以上続いた。自由党側はすでに小沢氏に対応を一任することを決めていた。

 山本氏を除く両党の議員数を合算すると衆院40人、参院24人の計64人で、79人の立憲民主党に次ぐ野党第2党となる。合併に反発し国民民主党側から離党者が出る可能性もあるが、最多でも数人規模の見通しだ。

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