幅広げる小泉進次郎氏、外交や歴史観を磨く 次世代リーダーへ布石

 今年1月末には「近現代史勉強会」を若手議員ら約15人と立ち上げた。この勉強会では、帝京大の筒井清忠教授(近現代史)から日米開戦にいたった戦前の政治判断について講義を受けた。「仲間とともに勉強すれば、それぞれの議員の魅力にも気がつく。自分の物事の見方にもつながっていく」と小泉氏は語る。

 5月3日には米ワシントンの政策研究機関「戦略国際問題研究所」(CSIS)で日米関係をテーマに講演も予定されている。

 活動の場を広げる小泉氏だが、歯に衣(きぬ)着せぬ発言とは裏腹に「実行力不足」も指摘されてきた。事務局長を務める超党派議員連盟「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」は、党首討論の夜間開催などの国会改革を提唱したが、期限を区切った平成のうちに実現することはできなかった。

 小泉氏は「平成のうちに、と切ることがなければ令和の最初に(ペーパーレス化の一部実現など)風穴が開くことはなかった」と改革の進展を強調する。

 世論調査では次期首相の有力候補として絶えず名前が挙がる小泉氏。外交や歴史など新たな分野に目を向け、実行力を高めることができるか。今後が試されている。(奥原慎平)