ヤクルトが巨人菅野から3者連続本塁打 強力打線が本領

ヤクルトが巨人菅野から3者連続本塁打 強力打線が本領
ヤクルトが巨人菅野から3者連続本塁打 強力打線が本領
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 プロ野球は25日、6試合が行われ、ヤクルトは巨人に11-2で大勝した。右へ左へとアーチがかかると、ライトスタンドのヤクルトファンは応援に用いる傘の花を何度も咲かせた。2番青木、3番山田哲、4番バレンティンが三回に生み出した3者連続本塁打。苦手だった巨人の菅野にしっぺ返しを食らわせた。

 「今日は甘い球が多かった」と山田哲がいうように、序盤から菅野の投球が高めに浮いているのを見逃さなかった。3連発の口火を切った青木は三回無死1塁で、「打てる球を積極的に打ちにいった」と、1ボールから2球目のスライダーをコンパクトに振り抜いて右翼席へ運んだ。続く山田哲も2球目の甘い変化球を見逃さず、左翼席中段へ。バレンティンは内角直球を左翼席に運んだ。

 相手エースは天敵だった。チームは昨年、打率・194、2本塁打に抑えられ、クライマックスシリーズ(CS)は無安打無得点試合を喫した。今季もすでに1敗。ミーティングで「同じことを繰り返さないように」と意思統一し、気合が入った。四回には3人の連続安打で追加点を奪い、菅野を今季最短でマウンドから引きずり下ろした。

 一度勢いに乗ると止まらない。七回2死から青木が中前打で出塁すると、山田哲とバレンティンが2者連続弾。3人で計5本塁打を含む10安打、9打点をたたき出す大暴れに、チームも今季最多18安打を記録した。破壊力抜群の打線は、今後も他球団の脅威となる。(小川寛太)

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