メイ英首相、5Gにファーウェイ製品使用一部容認か

 【ロンドン=板東和正】英デーリー・テレグラフ紙(電子版)は23日、メイ首相が次世代の第5世代(5G)移動通信システムに華為技術(ファーウェイ)製品を一部で使用するのを容認したと報じた。報道が事実であれば、安全保障上の懸念から各国に同社製品を使用しないよう求めている米国が懸念を示す可能性がある。

 同紙などによると、メイ氏が議長を務める国家安全保障会議(NSC)が、アンテナなど5Gインフラの一部へのアクセスを華為技術に認めることを決めたという。ただ、一部の閣僚らは機密情報漏洩(ろうえい)などのリスクを懸念している。

 華為技術をめぐっては、英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)が2月17日、英情報当局が5G移動通信システムに同社の製品を使うことによるリスクは軽減できるとの結論を出したと伝えていた。

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