多田欣也のガーデニングレッスン

(37)鉢の素材はそろえましょう

 玄関先やベランダなどでプランターに植物を植えてガーデニングを楽しんでいる方がたくさんいらっしゃると思います。

 ホームセンターなどに行くと、形も色もバラエティーに富んだプランターが売られています。ご自宅にも知らないうちにたくさんの鉢がたまっていませんか? 素焼き、プラスチック、木製などがありますね。素材によって水の乾き具合が違うのはご存じですね。

 普段水やりをしていると、焼き物の鉢でも、釉(うわぐすり)のかかったものより素焼きのテラコッタの方が乾きやすいことに気づくでしょう。深さや穴の大きさによっても違いますが、鉢の素材自体が呼吸するテラコッタのほうが、水はけの穴が底に1カ所しかない塗り物の鉢よりも同じ深さなら水はけがよくなります。木製のたるなども水やり直後は木に水分を含み水持ちもよいように見えますが、直射日光や風などが当たると、たる全体から水分が蒸発して乾きます。

 日当たりの加減で、鉢の素材を変えたほうが良い場所もあります。また、その場所では鉢の素材をそろえると見た目も落ち着きますし、乾き具合が一緒なので、水やりの間隔や量の失敗が少なくなります。

 というのも、どうしても「せっかく水やりしているから、全部にやっちゃおう!」と、必要のないプランターにも水をやり、またその逆もあり、油断していると一つの乾きやすいテラコッタだけが水枯れしてしまう可能性があるのです。

 日差しが強すぎるところは塗り物の鉢、日影はテラコッタか木製の鉢と、そろえてディスプレーすると管理も楽になりますよ。(ガーデンデザイナー)

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