「千人の自爆者を差し向ける」 スリランカのテロ、SNSで扇動

 メンバーの素性も判明しつつある。「彼は成功者だ。過激な思想を抱いていたとはまだ信じられない」と、事件に関与したとして拘束されたユスフ・モハマド・イブラヒム容疑者を知る友人はこう話した。

 イブラヒム容疑者は香辛料のビジネスで富を得て、コロンボ郊外に3階建て住宅を構えた。外国車を乗り回す様子が目撃されており、強権政治で知られたラジャパクサ前大統領とも近く、パーティーで談笑する様子もみられた。

 そんな成功者が突然、イスラム原理主義へと傾倒。30代の息子2人も事件当日にホテルで自爆。警官隊が自宅に家宅捜索に入った際には、イブラヒム容疑者の妻が爆発物を起動させ、3人が死亡した。「なぜ家族全員でそんな道を選ぶ必要があったのか」と友人は絶句した。