平野「高速卓球」で16強入り 卓球世界選手権

 持ち味の「高速卓球」で、2大会連続の表彰台へ前進した。前回銅メダルの平野は女子シングルス3回戦でカナダ選手を4-2で撃破。着実に16強入りを果たした。

 台に接近し、ボールの上がりばなをたたく速攻が平野の真骨頂。圧倒的なスピードを武器に、2017年はアジア選手権優勝と世界選手権個人戦3位を手にし、「ハリケーン」と称された。

 一方で、速さだけでなく「緩さ」も身につけつつある。今大会はウクライナ選手との2回戦で1-2から逆転勝ち。「速い球と緩い球を使い分けられたのがすごく良かった」と話した。

 入念な体幹トレーニングにも取り組んでいる。「足に力が入るし、試合が続いても最後までできる」と平野。19歳は日々の成長を止めない。(岡野祐己)

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