堺市の竹山修身(おさみ)市長の辞職に伴う同市長選をめぐっては、大阪維新の会(代表・松井一郎大阪市長)が公認候補を擁立することを表明。堺市議団が中心になって人選を行い、週内にも一定の結論を出すとしている。
維新は大阪府知事・市長のダブル選で完勝し、衆院大阪12区補欠選挙でも勝利した。この勢いを堺市長選にも持ち込みたい考え。松井氏は候補者の条件として「当たり前だが、お金にクリーンなこと。徹底的な改革で財源を生みだし、市民サービスを拡充してほしい」としている。
対する自民党大阪府連はダブル選や統一地方選など一連の選挙で維新に敗北したことを受け、組織の立て直しが急務。府連幹部は堺市長選について「候補者擁立は難しいのではないか」と慎重な姿勢をみせる。公明関係者は「夏の参院選に集中したい。自民が擁立したとしても、うちはかかわらないだろう」と話した。
一方、立憲民主党府連幹部は「連合大阪を中心に候補者選定を進めてもらいたい」と、反維新の受け皿で結集したい意向を示した。