2020年東京五輪の陸上トラック、フィールドの全43種目のうち男子110メートル障害など9種目の決勝を午前開始のセッションで実施することが12日、関係者への取材で分かった。男子100メートルは8月2日夜、日本の2大会連続メダル獲得が期待される男子400メートルリレーは7日夜にそれぞれ決勝が行われる。
午前決勝となるのは、他に女子100メートル障害、男子三段跳び、男女の400メートル障害と走り幅跳び、砲丸投げ。暑さ対策のためスタート時刻の前倒しが検討されてきた男女マラソンは当初から1時間繰り上げて午前6時、競歩は男子50キロが30分早い5時半、男女20キロは1時間早い6時となった。
午前決勝の背景には巨額の放送権料を支払う米テレビ局の意向があり、昨年には競泳の午前開始の決勝が決まっていた。大会組織委員会は16日に全競技の詳細な日程を発表する。