安倍晋三首相は10日夜、桜田義孝五輪相が提出した辞表を受理した後、「被災地の皆さまに首相として深くおわび申し上げる」と述べた。首相官邸での主な発言は次の通り。
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桜田五輪相から被災地の皆さまのお気持ちを傷つける発言をしたため辞任したいとの申し出があり、受理した。被災地の皆さまのお気持ちに寄り添いながら復興に全力を傾けていく。これは安倍政権の揺るぎない方針です。
被災地の皆さまに、首相として、発言について深くおわび申し上げたいと思います。任命責任は首相の私にある。こうした事態になったことについて、国民の皆さまにおわび申し上げます。後任については、行政に遅滞をもたらすことがないように速やかに決定したい。そして、全ての閣僚が復興相であるとの認識を再確認し、今後も東北の復興に全力を傾けてまいります。