平成史

「近ごろ都に流行るもの」で見る変遷

【平成史】「近ごろ都に流行るもの」で見る変遷
【平成史】「近ごろ都に流行るもの」で見る変遷
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 産経新聞には昭和の末から引き継いできた「近ごろ都に流行(はや)るもの」という長期連載があります(東京本社発行分)。「都(みやこ)=東京・首都圏」発の社会現象やトレンドを独自の視点で伝えることを目指し、刻々と変わりゆく人々の意識や装い、消費行動を見つめ、伸び伸びと取材を重ねてきました。眉毛の変化、振れ幅の大きかった韓国への感情、婚活の様変わり…。改元を前に膨大なスクラップ帳をひもといてみると、平成という時代のさまざまな顔がよみがえってきます。(重松明子)

 【眉毛】「強い女」から「自然な私」へ 共立女子短大教授・渡辺明日香さん 

 平成の幕開けは昭和から続くバブル景気。男女雇用機会均等法施行(昭和61年)で社会進出への期待がふくらみ、強い女性像が求められるとともに、眉毛も太くなっていきました。

 パワーを感じさせる「濃い太眉」に赤いリップ。長い黒髪のワンレングス、スリムな体にボディーコンシャスな服を身に着けて…。アイコンはトレンディードラマで人気絶頂のW浅野(ゆう子、温子)ですね。

 バブルが崩壊し、平成5年には渋谷にルーズソックスのコギャルが出現。今度は逆に眉毛がみるみる細くなっていった。抜いて細く整えるのには大変な労力と技術が必要で「眉定規」が商品化。私も買いましたがうまく使えませんでした(笑)。8年はアムラー現象のピーク。「細眉」が安室奈美恵さんの童顔をシャープに見せ、従来のアイドル像にはない媚(こ)びないカッコよさが憧れとなりました。この年「渋谷109」がギャル路線に衣替え、JR埼京線延伸で来やすくなった埼玉方面などから続々と渋谷へ、ギャルやギャル男が集まりました。

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