除雪機放火、被告に無罪 山形地裁「合理的疑い」

 山形県南陽市で平成29年10月、知人宅で灯油をまいて火を付け、除雪機や居間の壁を燃やしたとして、建造物等以外放火の罪に問われた南陽市の無職、後藤義広被告(64)の判決公判で、山形地裁は9日、無罪を言い渡した。求刑は懲役3年だった。

 判決理由で児島光夫裁判長は、県警が行った再現実験では、除雪機が実際に燃えたようには十分に燃えなかったと指摘。後藤被告の犯行だったかについて「合理的な疑いが残る」と述べた。

 起訴状によると、後藤被告は29年10月14日未明、知人宅の軒下に置かれていた除雪機のシートに灯油をまいた上で火を付け、除雪機のほか居間の壁や床を燃やしたとされる。

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