宮城・塩釜漁港の東防波堤の一部が倒壊

宮城・塩釜漁港の東防波堤の一部が倒壊
宮城・塩釜漁港の東防波堤の一部が倒壊
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 宮城県は3日、同県塩釜市の塩釜漁港にある東防波堤の一部が倒壊したと発表した。付近に養殖施設があり、県は漁業者らに注意を呼びかけている。

 県漁港復興推進室によると、全長約1440メートルの防波堤で、長さ120メートルにわたって外洋側に倒壊、うち60メートルが水没した。同日朝、地元建設業者が倒壊を見つけた。防波堤では昨年12月、一部が外洋側に最大約30センチ傾いているのが確認され、県は倒壊の恐れがあるとして、周辺への立ち入りを規制した。

 県は1月に現地で海中調査を実施し、水没した60メートル区間で海底地盤が深くえぐられているのを確認。同推進室は、震災の津波でえぐられた可能性があり、防波堤を支えるくいが露出したことで揺れやすい状態となり、「波や余震が作用して傾きが始まったものとみられる」としている。

 防波堤は県が整備し、平成5年度に完成した。県は今月中に倒壊の拡大防止の工事に着手し、その後、倒壊部分の撤去を始めたいとしている。周辺では注意喚起のブイを増設する。

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