那須雪崩事故2年で安全研修会 「全員で情報共有」

那須雪崩事故2年で安全研修会 「全員で情報共有」
那須雪崩事故2年で安全研修会 「全員で情報共有」
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 平成29年3月、栃木県那須町で登山講習中の高校生ら計8人が死亡した雪崩事故から2年となった27日、栃木県立なす高原自然の家(那須町湯本)で追悼式の後、安全登山研修会が開かれ、県立高校14校から山岳部の生徒や顧問ら91人が参加した。栃木県で生徒と顧問が一緒に参加する研修会の開催は雪崩事故後初の試み。

 まず、事故検証委員会の委員長も務めた、学校安全教育研究所の戸田芳雄代表が講義。戸田代表は雪崩事故について「計画全体のマネジメント、危機管理意識の欠如が原因」と分析。安全な登山のためには「危険の予兆や、危険が発生したときの対処法を引率教員だけでなく全員が知っておくことが重要」と訴えた。

 その後、安全な部活動のためにできることを参加者がディスカッション。「事前に装備をしっかりと確認する」「登山前も登山中も全員でコミュニケーションを取り、情報共有をする」などの意見が出た。

 参加した県立矢板東高校2年の男子生徒(17)は「追悼式で遺族の方々を見て、事故を絶対に忘れてはいけないと思った。研修会で分かっていてもできていないことが多いと気付いた」と話した。