前橋「悪魔払い」女児暴行死 「適切な対応で防げた」 県の専門部会、検証結果を報告

前橋「悪魔払い」女児暴行死 「適切な対応で防げた」 県の専門部会、検証結果を報告
前橋「悪魔払い」女児暴行死 「適切な対応で防げた」 県の専門部会、検証結果を報告
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 前橋市で平成23年5月、当時1歳4カ月の女児、城田麻雛弥(ますみみ)ちゃんが母親の知人の女から「悪魔払い」と称して暴行を受け、死亡したとされる事件で、再発防止策を提言する県の社会福祉審議会部会(部会長=小川恵子・県看護協会監事)は26日、検証結果の報告書を県に提出。子供の状態に着目し、適切に対応すれば防げた可能性があるケースだと結論づけ、小川部会長は「再発しないようしっかり取り組んでほしい」と要望した。提言は県内の各市町村と児童相談所に配布される。(糸魚川千尋)

 事件は23年5月2日午後に前橋市で発生。霊能力を持つと自称する無職の「中島順聖(せいしょう)」こと北爪順子被告(66)=同市駒形町=が「悪魔払い」と称し、麻雛弥ちゃんを持ち上げ、床に投げつけるなどの暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた。前橋地裁は昨年3月9日、懲役9年の実刑判決を言い渡し、弁護側は即日控訴した。

 報告書などによると、前橋市は22年9月から計4回にわたり、麻雛弥ちゃんの顔や体にあざがあることを確認。市職員は家庭訪問を行い、母親や麻雛弥ちゃんと面会した。

 だが、母親の受け答えに矛盾がなく、祖父母が同居していたことなどから、家庭訪問も計2回しか行わなかった。

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