父の教え

タレント・河島あみるさん 「酒と泪と男と女」英五さん

父と同年代になり「『大人って楽しいぞ』と教えてくれた父のように仕事したい」と話す河島あみるさん=大阪市中央区(前川純一郎撮影)
父と同年代になり「『大人って楽しいぞ』と教えてくれた父のように仕事したい」と話す河島あみるさん=大阪市中央区(前川純一郎撮影)

 ■「大人って楽しいぞ」

 関西を中心に活躍するタレントの河島あみるさん(41)の父は「酒と泪と男と女」などのヒット曲で知られるシンガー・ソングライターの河島英五さん。高校卒業後、父と同じくエンターテインメントの世界に入ろうと決めたとき、父は「俺が楽しそうに仕事をやり過ぎたからか。最高の仕事やからな。俺みたいなのが近くにおったら、そらなりたいわなあ」とにやり。「同じ道に進むのを反対するどころか、どこかうれしそうでした」と振り返る。

 年間300日はツアーへ出かけ、休日も曲作りのために海外を放浪するなど家を空けることが多かった父と「ほとんど会うことがなかった」という幼少期。父は親子の時間を捻出しようとしたのだろう。時折仕事の場に娘をつれていった。ラジオ収録に臨む父は、幼心にも「本当にすごく楽しそうに仕事をしているのが分かって…」あこがれが募った。

 曲作りの相談に乗ったこともある。ギター片手に「どっちのメロディーがいいと思う?」と聞く父に「2回目の方がええんちゃう」。愛を語る歌も「意味分かるか」と、感想を求められた。子供扱いせず、一人の人間として接してくれた父だったから、幼いなりに懸命に応えた。

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