中仏首脳会談 中国、エアバス300機購入

 【パリ=三井美奈】欧州歴訪中の中国の習近平国家主席は25日、パリでマクロン仏大統領と会談した。会談にあわせて、中国による仏エアバス航空機A320など計300機の発注など、15件の経済協力が発表された。

 マクロン氏は会談後、共同記者会見で、「中国と欧州は相互に利益を尊重し、バランスのとれた関係であるべきだ」と述べ、欧州連合(EU)域内への中国の投資攻勢を牽制(けんせい)した。

 これに対し、習氏は「欧州の結束と繁栄を望む」として、EU側の不安払拭に努めた。また、「貿易赤字の改善は、良質な商品を求める中国人のためにもなる」と述べ、対中輸出の拡大を後押しする方針も示した。中国資本による交通インフラや技術産業への集中的な参入に対し、EU内で警戒感が高まっていることに配慮を示した。

 25日、首脳会談にあわせてパリ中心部では、中国の少数民族に対する抑圧に抗議し、在欧のチベット人らがデモを行った。

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