改元ひかえ企業に「元号離れ」 伝統重んじる声も

 さらに、国内でも若い層を中心に「西暦志向」が強まっている。産経新聞が昨年12月に実施したアンケートでは、日常生活の中で主に元号と西暦のどちらを使うか尋ねたところ、「元号」と答えた人は70代以上で6割以上、60代では7割近くを占めたのに対し、30代では5割弱、20代以下では約4割にとどまった。

 シャープ広報は「業務の中では西暦の方が使いやすいと、多くの社員が感じている」と説明。企業には5月の改元が西暦に切り替える絶好のタイミングと映っている。大ガス広報は「西暦なら元号が変わるたびに年表記を変える必要がなくなる」と話す。

 ただ、関西経済同友会の池田博之代表幹事は「元号には日本の歴史と伝統を感じる意味がある」と指摘。大阪商工会議所の尾崎裕会頭は「ノスタルジーで(情感を込めて)時代を振り返るときには元号、ビジネスでは西暦と使い分けたらいいのでは」と話した。

会員限定記事会員サービス詳細