一騎打ちの神奈川県知事選 現新2人の横顔は…

 「笑いは人と人がふれあって生まれる。つられて笑うこともあり、広がる効果もある」。現地で得られたそんな教訓を念頭に、県民が笑いながら長生きできる社会の実現に胸を高鳴らせている。

 3選出馬はまず、妻に相談した。「妻はもともと政治の世界に行くことについて大反対の立場。今回の選挙戦は、妻の納得を得られるかどうかも課題の一つだった」と冗談めかす。

 日常で喜びを感じる瞬間は、1カ月に1度程度、訪れる孫たちとのふれあいだ。昨年生まれたばかりの女児には、抱え上げて「いない、いない、ばあ」をし、3歳の男児とは「相撲ごっこ」をするという。「(自らの)子供も男兄弟でしたし、男の子が喜ぶ遊び方はよく知っているんですよ」と笑う。

 多忙を極める日常だが、「1、2期目に比べても、気力・体力はいまが一番充実している」。日課としているランニングと同様、選挙戦を一気に駆け抜ける算段だ。

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