子供たちへ「熱中できるもの見つけて」 イチロー、引退会見でエール

会見するマリナーズのイチロー=東京ドームホテル(撮影・荒木孝雄)
会見するマリナーズのイチロー=東京ドームホテル(撮影・荒木孝雄)

「死んでもいいという気持ちはこういうことなのかなと思った」。21日、現役引退を発表した米大リーグ、マリナーズのイチロー。歓声に包まれて迎えた最後の試合をすがすがしい表情で振り返った。

東京ドームでのアスレチックス戦を終え、深夜に始まった会見。この日も質問に淡々と答えるイチロースタイルを貫いた。回答では「何かおかしなこと言ってます?」を連発。イチロー節は健在だった。

子供たちへ向けては「自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つけてほしい」。これまで貫いてきたことを問われると「野球のことを愛したこと。これは変わることはなかった」と即答した。

最後の打席については「1本ヒットを打ちたかったが、かなわなかった。それでもあんなに球場に残ってくれて…」とファンへの感謝をにじませた。

本拠地での試合前には、妻、弓子さんが握ったおにぎりを食べてきたという。2800個ほどを食べたが「3千個握らせてあげたかった」。愛犬の一弓(いっきゅう)とともに引退を迎えたことは「感慨深い。妻と一弓には感謝しかない」と話した。

未明にまで及んだ会見。終盤には「もうお腹減ってきちゃった」と笑顔を見せる場面もあった。